こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニックの文川です。 

最近とても寒くて外にでるのも嫌になりますね。
コロナもだんだんと増えていく一方で、なかなか収束しないですね。
今は出かけられず辛いですが、頑張って自粛しましょうね。 

さて、今回は歯を失ってしまう原因についてお話しします。

歯を失う原因は主に2つあります。まず1つは「虫歯」です。

40代までの方はほぼ虫歯で歯を失うことが最も多いです。

虫歯の原因菌は数多くありますが、よく知られているのが「ミュータンス菌」。食べ物、飲み物に含まれる糖分を栄養にして増え、歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。この状態が続くと歯に穴が空き、さらに放置すると歯の神経まで到達します。神経まで到達すると痛みが生じます。さらに、歯の根っこの部分まで菌が侵入すると、膿みをもつようになり、もっと進行すると歯を抜かなければならないのです。

もう1つは「歯周病」です。歯周病とは、歯周病菌が歯と歯ぐきのすき間から侵入すると歯ぐきが炎症を起こし、「歯肉炎」になります。これが進行すると歯を支える骨が破壊されて歯周炎(歯周病)になり、さらに放置すると炎症が広がり、歯がグラグラして最終的には抜けてなくなってしまいます。

歯周病の怖いところは、症状がほとんどないということです。

虫歯とは異なり、痛みなどの自覚症状がないため、歯がグラグラするなどの症状で歯科医院を受診した時はかなり重症化しているのです。

文川写真

したがいまして皆さんも痛みがないから行かなくていいと思わずに、定期的に歯科医院を受診してくださいね。