こんにちは、歯科衛生士の唐住です。

最近だんだんとひんやりしてきましたね。秋の訪れを感じます。

季節の変わり目は体調崩しやすいので、気をつけてくださいね。

では本日は虫歯になる原因についてお話しして行きたいと思います。

虫歯になる直接的な原因は次の3つに分けられます。


唐住写真1

①宿主

歯の質、歯の形態、歯並び、唾液の量と性状が関係しています。

歯を構成しているエナメル質の成分に欠陥が多いと酸に対する抵抗が小さくなり、虫歯になりやすくなります。また、奥歯の溝が深いと汚れがたまりやすくなることや、歯並びも悪いとブラッシングが行き届かず虫歯の発生につながります。

お口の中の酸を中和するための唾液の成分や量も影響します。

②細菌

歯に生息する虫歯の原因菌です。

虫歯の初発にはストレプトコッカスミュータンス、虫歯の拡大にはラクトバシルスアシドフィラスが関与しています。

③糖質

食べ物に含まれるスクロースや他の糖はミュータンス菌などの虫歯の原因菌のエネルギー源になります。エネルギーへと変換する過程で酸がつくられるため、お口の中が酸性に傾き、虫歯になりやすくなります。

また、プラークをつくる手助けをしてしまいます。

それぞれの対策として、まず宿主にはフッ素塗布や虫歯になりやすい奥歯の溝を埋めるシーラントなどの処置で虫歯予防します。

細菌には歯磨きの仕方や時間、回数を見つめ直す必要があります。最低でも1日2回、5〜7分磨くことを推奨されています。

糖質には糖摂取の量、回数、時間帯を見直す必要があります。適切な量を決められた時間に摂取することでお口の中が酸性に傾く時間を短くします。

虫歯になりやすいことで悩んでる方がいらっしゃいましたら、何が原因か一度ご自身の生活を見つめ直してみるのもいいと思います。

もし何かご不明点がございましたら、スタッフにいつでもご質問くださいね。