こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニックの歯科衛生士の中村です。
ようやく涼しくなって来ましたね
寒暖差で体調崩されないようお気をつけください。
歯磨きをすると、歯ぐきから血が出てくることがありませんか。
それは、お口の中の細菌のせいで歯ぐきに炎症が起き、腫れているからです。
その炎症が起こっている歯ぐきに歯ブラシが当たると血が出て来ます。
「歯茎から血が出ているから、よく磨かないと」と思って、硬い歯ブラシでゴシゴシ強い力で磨いてしまいがちですが、腫れた歯茎は弱っているので、歯ブラシ圧で傷ついてしまい、歯肉退縮を起こしてしまいます。
逆に、歯ブラシをすると血が出るからといって歯磨きをしないでいると、原因である口の中の細菌は増え続け、いつまでも腫れがおさまりません。

では、どうすればいいのでしょうか。
まずは、セルフケアです。口の中の汚れを取り除くために硬めではなく、やわらかめの歯ブラシを使い優しい力で歯の表面、さらに、歯ブラシを45度歯ぐきの方へ傾けて歯と歯ぐきの境目の溝を磨きます。そうすることで歯垢と呼ばれる歯の汚れは取り除くことができます。

歯垢が固まって石になってしまった歯石は歯ブラシでは取り除くことができないので、歯科医院にいって専用の器械を使って取り除きます。
腫れている状態の歯ぐきを触るのは痛みが出ますが、その原因となる歯垢・歯石はを柔らかい歯ブラシでのケアと歯科医院での歯石とりで取り除くことができ、これらを続ければ、口の中の細菌も減り、歯ぐきの腫れもおさまり、だんだんと歯茎から血が出てこなくなります。
歯ぐきから血が出てなかなか治らない方は、歯科医院での検診をを勧めします。