こんにちは、歯科衛生士の唐住です。

最近は日中の日差しが暑いですね。みなさんも日傘や帽子など熱中症対策に気をつけてください。

では、本日はみなさんが毎日している歯磨きについてお話ししていきたいと思います。
磨き方にもバリエーションがありまして、それぞれ名前もあります。

もしかしたら歯周病治療を進めていく中で、歯科衛生士から教わったことも含まれているかもしれません。いくつかピックアップしてご紹介していきますね。

<水平法(横磨き法)>

プラーク除去効果が高いです。

操作が簡単なので、小児や細かい操作が苦手な方におすすめです。

歯間部の清掃効果が劣るのでフロスや歯間ブラシとの併用が必要です。


唐住写真1

歯ブラシの毛先を歯面に直角に当てて横に動かします。(奥歯も同様)

前歯の裏側は歯ブラシを縦にして上下に動かします。

唐住写真2

<スクラビング法>

歯と歯茎の境目、歯間部、噛み合う部分のプラークを除去できます。

操作が簡単なので一般的によく使われる方法です。

軽度の歯肉炎、歯列不正、矯正装置、知覚過敏のある人におすすめです。


唐住写真3

毛先を歯面に直角に当て、同時に歯茎にも軽く接触させて小刻みに動かし、一本ずつ磨きます。前歯の裏側は歯ブラシの後端を使って縦に磨きます。

<バス法>

歯と歯茎の境目、歯周ポケットのプラークを除去できます。

操作が少し難しいですが、歯茎のマッサージにもなります。

歯茎に炎症、出血がある、歯周ポケットが深い方におすすめです。


唐住写真4

毛先を歯と歯茎の境目に45度傾けて磨きます。

前歯の裏側は歯ブラシを縦にして磨きます。

奥歯は歯ブラシを縦にして磨きます。