こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニック受付の文川です。
梅雨もやっと明け、毎日暑い日々ですね。
熱中症にならないようにみなさん気をつけてくださいね。
では、今日は「歯周病は家族間で感染するのか」という問題についてお話しします。
歯周病菌が親子間や夫婦間で感染することは多くの研究から明らかです。
しかし、歯周病菌がうつることと、歯周病のなりやすさは違います。
歯周病菌があっても口腔内がきれいに清掃されていれば歯周病にはなりません。
では、なぜうつるのかと言いますと、もともといなかったはずの歯周病菌が、赤ちゃんにうつる原因としては、母親など周囲の大人からの感染です。
食べ物を噛み与えることで、唾液に含まれる原因菌が子供に感染してしまう可能性があります。噛み与え以外に、キスや箸・スプーンの共用などにより、相手にうつしてしまう恐れがあります。
ただ、歯周病菌がうつったからといって、必ずしも歯周病になるとは限りません。免疫力やストレス、噛み合わせなどさまざまな条件が重なって発症しやすくなります。
予防するには、歯垢(プラーク)を除去し、原因菌を減らすことです。
歯ブラシのほか歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、歯磨きで歯垢を落とすのが大切です。しかし自分では十分に汚れを落としきれないため、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、汚れを取り除く必要があります。
ですので皆さん歯が痛くなくても歯科医院に行き、定期的にクリーニングを受けてくださいね。