こんにちは、歯科衛生士の伊藤です。

4月になり桜が綺麗な季節になりましたね。桜が大好きなのでお花見に行きたかったのですが今年は自粛しました。満開の桜は鮮やかで綺麗ですが散るのがあっという間なので少し切ないです。

通勤途中に通る公園が毎年満開になるのでお花見気分で職場に向かっています

以前に歯の磨き方についてお話しさせていただいたので今回はフロスの使い方をお伝えしたいと思います。

フロスは糸ようじと同じ歯と歯の間を清掃するもので、糸ようじの糸だけになったものです。

糸ようじ

伊藤写真1

フロス 

伊藤写真2


糸ようじは持ち手を握って通せるのに対しフロスは少し使い方が難しいですが、歯と歯の間を清掃するのにとてもいいものです。

使い方

①まずフロスを30センチほど出して、ケースにカッターがついているので切り離します。


伊藤写真3

②持ち方は左右の中指の第一関節あたりにフロスをくるくると巻きつけます。この時右手に少し多めに巻きつけるのがポイントです。

③中指に巻いたフロスを左右の人差し指で持って上の歯なら上に、下の歯なら下に向けます。

④歯と歯の間にフロスを沿わせて、のこぎりを引くようにゆっくり入れていきます。下までフロスを通したら左右の歯と歯ぐきの間にフロスが入り込むように数回上下させます。


伊藤写真4

⑤引き抜く時も左右に動かしながらゆっくり移動させます。もし引き抜く時に引っかかり抜けない場合は無理やり抜いてしまうと、詰め物が入っている歯は詰め物が外れてしまうことがあるので横からゆっくりフロスを引き抜いてください。

これを順番に行います。


伊藤写真5

全部の歯に通すので少し時間がかかってしまいますが、歯と歯の間はとても汚れが溜まりやすいので定期的にフロスを通すことをオススメしています。

毎日通していただくのがベストですが忙しくて毎日は……という方は2〜3日に1回でも大丈夫です。継続的に続けることが大切になります。

持ち手のついた糸ようじでも歯と歯の汚れは落ちますが、糸の部分が短いので使ったところと使っていないところが分けられないので汚れが残ってしまう可能性があります。また詰め物の処置をしている歯は糸の繊維が詰め物と歯の隙間に挟まりやすいという点があります。

当院で使用しているフロスはフロアフロスというものになり市販で販売されているものより繊維が細かくなっているため、歯と歯の隙間までしっかり清掃することができます。

みなさんも是非フロスを使ってみてください。

なにか分からないことがあればお気軽にご相談ください