こんにちわ、歯科衛生士の唐住です。
最近はだんだんとぽかぽか暖かくなってきましたね。
今回ですが、歯の付着物についてお話ししていきたいと思います。
<ペリクル>
歯の表面にできる透明な薄い膜のことをいいます。細菌ではないですが、プラークを作る足がかりになってしまいます。一方で酸から歯を保護する働きがあります。

<マテリアアルバ>
剥がれた皮、白血球、菌、唾液を含んだ白色またはクリーム色をした柔らかい物質です。不潔になっている部分、また嚙みあうところ以外の部分に付着しています。
強い洗口やスプレー洗浄でとれます。
<食物残渣>
食事後に残る食べかすのこと。プラークの中にある細菌の栄養源になってしまう。
<プラーク(歯垢)>
ペリクルの上に細菌などが付着して、増殖したもの。
歯ブラシやデンタルフロスでとれます。

<歯石>
プラークに唾液やカルシウムが沈殿してできたもの。プラークが付着しやすい。
歯ブラシでは取れないため、専用のスケーラーでとることができます。

<色素沈着(ステイン)>
紅茶、緑茶、コーヒーなどの飲食物、タバコのタールなど色素が歯に沈着したもの。
研磨剤入りの歯磨き粉である程度とれるが、それでも取れない場合は専用のスケーラーや研磨用ポリッシングで磨くととれる。
お口の中で見られるものの代表的なものを6つ挙げさせていただきましたが、どうでしょうか?
もしかしたらご自身のお口の中にもあるかもしれません。
なにか気になることや聞きたいことがございましたらお気軽にご相談ください。