こんにちは歯科衛生士の深浦です。
最近はゲリラ豪雨だったり、台風だったり、急に暑くなったり、涼しくなったり天気が様々でしたね。
体調崩しやすい季節の変わり目でもあるので皆さん気をつけてくださいね!
今日は虫歯の分類についてお話したいと思います。
まず虫歯のご説明をします。
虫歯とは歯垢の中の細菌が作り出す酸によって歯が溶かされていく病気のことです。
虫歯を防ぐには、歯についている歯垢をきちんと除去する必要があります。
そして虫歯になってしまったら早く治す事が大切になってきます。
虫歯は進行状況によってCo、C1、C2、C3、C4の5段階に分けられます。
① Co・・・初期虫歯でまだ歯には穴があいていません。
フッ素とキシリトールを利用し再石灰化させることを目標に対応します。

② C1・・・歯の表面のエナメル質にだけ穴があいています。
溝が黄色っぽくなっていたり、黒っぽくなっていたります。
通常は痛みがありません。
放置すると進行してしまうので最小限削って樹脂で詰める治療が必要です。

③ C2・・・エナメル質の下の象牙質まで達した虫歯です。
神経までには達していないので強い痛みはないが、冷たい物や甘いものなどがしみ始めます。
麻酔をして削る必要があります。虫歯の深さによってはセラミックやメタルなどの詰め物で補填していきます。

④ C3・・・更に虫歯が進み神経まで達している状態です。
虫歯の穴は大きくなり、激痛を伴うこともあります。
麻酔をして歯を大きく削って神経を取り、歯の根っこの治療をする必要があります。

⑤ C4・・・歯の根っこだけが残っている状態です。
神経は死んでいる為、歯自体は痛みを感じないことが多いです。
しかし炎症は進行していきます。
多くの場合は、残しておけないので抜歯になります。

このように穴のあいた虫歯は自然治癒する事はありません。
放っておけば、どんどん進行し悪化します。
虫歯は早期発見、早期治療が大切です。
痛みのない虫歯もありますので、ご自身で気付きにくい部分もあります。
したがいまして定期検診がとても大切になります!
定期的に歯石を取りる事で歯周病予防になり、虫歯の検診もしますので
早い段階で見つける事ができ、治療する事ができます。
検診はしっかりと定期的にお越し頂くことが大切ですので、
皆様お忙しいとは思いますが時間をつくって歯科医院にいくことをお勧めします。