こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニックの歯科衛生士の中村です。
だんだんと寒くなってきましたね。インフルエンザなど風邪のひきやすい時期になってきましたので、体調崩さないよう気をつけていきましょう。
さて、今回はフッ素のお話をしたいと思います。
歯磨き粉に含まれているフッ素、具体的にどのような効果があるのかご存知ですか。フッ素には大きく3つの働きがあります。
まず一つ目は、歯を強くします。フッ素が歯に取り込まれ、虫歯に強い(溶けにくい)歯を作ります。
2つ目は、再石灰化を促進します。お食事などをとった時に歯の表面にあるミネラルが溶け出します(脱灰)。唾液の効果で徐々に溶け出したミネラルが歯にくっつきます(再石灰化)。フッ素を塗ることで、脱灰してしまった初期の虫歯を再石灰化させやすくします。
3つ目は虫歯菌を抑制します。フッ素が歯垢(プラーク)に入り、歯を溶かす酸が作られことを抑えます。
このように、フッ素は虫歯の予防にとてもいいものです。フッ素は、さらに、生えたての歯にとても効果があります。家庭では、フッ素入りの歯磨き粉の他、フッ素ジェルなどがあります。
歯科医院では、特にお子様や大人で歯が全体的に脱灰している方に定期検診の際に塗らせていただいています。虫歯のリスクを下げて上げるためにも、フッ素を活用して行きましょう。