堺の歯科医院・ナカノ初芝歯科クリニックのブログ

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2020年07月

こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニックの歯科衛生士の中村です。

梅雨が明けて暑くなってきましたね。

熱中症には気をつけてください。

今回は、加齢による歯周組織の炎症についてお話しします。

長年、歯のメインテナンスを続けられている患者さんでも、80歳を超えてくると、歯周病が進行したり、再発したりすることがあります。

加齢に伴い、生活習慣の平年的な蓄積や基礎疾患の影響で歯周病になりやすくなります。これらに加え、加齢に伴う3つの変化により、歯周病菌に対する歯周組織の炎症がおこりやすくなると考えられています。

1つ目は、免疫機能の低下です。免疫系細胞の中で中心的な役割を果たすT細胞は胸腺で育つのですが、胸腺は加齢とともに小さくなるため血中における新たなT細胞の数の現象や機能低下に繋がり、免疫力が落ちます。

2つ目は、細胞の老化です。加齢により、細胞が歯周病菌の内毒素の刺激を受けやすくなり、歯周組織の破壊に関与する炎症性物質を多く産生されてしまいます。

3つ目は血管の変化です。動脈の加齢変化である内膜肥厚は、歯周組織の栄養血管である下歯槽動脈でも起こります、これは、歯周組織の血行障害を引き起こし、自然治癒力や感染抵抗性を低下させる可能性があります。

加齢に伴い、歯周病のリスクは上がりますが、定期的なメインテナンスで、進行を遅らせることができ、歯周病予防にも繋がってきます。

定期的なメインテナンスをオススメします。

中村7がつ画像


こんにちは、歯科衛生士の唐住です。

最近は日中の日差しが暑いですね。みなさんも日傘や帽子など熱中症対策に気をつけてください。

では、本日はみなさんが毎日している歯磨きについてお話ししていきたいと思います。
磨き方にもバリエーションがありまして、それぞれ名前もあります。

もしかしたら歯周病治療を進めていく中で、歯科衛生士から教わったことも含まれているかもしれません。いくつかピックアップしてご紹介していきますね。

<水平法(横磨き法)>

プラーク除去効果が高いです。

操作が簡単なので、小児や細かい操作が苦手な方におすすめです。

歯間部の清掃効果が劣るのでフロスや歯間ブラシとの併用が必要です。


唐住写真1

歯ブラシの毛先を歯面に直角に当てて横に動かします。(奥歯も同様)

前歯の裏側は歯ブラシを縦にして上下に動かします。

唐住写真2

<スクラビング法>

歯と歯茎の境目、歯間部、噛み合う部分のプラークを除去できます。

操作が簡単なので一般的によく使われる方法です。

軽度の歯肉炎、歯列不正、矯正装置、知覚過敏のある人におすすめです。


唐住写真3

毛先を歯面に直角に当て、同時に歯茎にも軽く接触させて小刻みに動かし、一本ずつ磨きます。前歯の裏側は歯ブラシの後端を使って縦に磨きます。

<バス法>

歯と歯茎の境目、歯周ポケットのプラークを除去できます。

操作が少し難しいですが、歯茎のマッサージにもなります。

歯茎に炎症、出血がある、歯周ポケットが深い方におすすめです。


唐住写真4

毛先を歯と歯茎の境目に45度傾けて磨きます。

前歯の裏側は歯ブラシを縦にして磨きます。

奥歯は歯ブラシを縦にして磨きます。

こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニック受付の井上です。

最近は感染症も落ち着いては来ていますがまだまだ油断はできませんね。

手洗い・うがい・マスクの着用は今まで通り行なっていきたいです。

今日は若い世代に増えているポカン口についてお話ししようと思います。

呼吸は本来、鼻を中心にするものですが、鼻づまりなどがきっかけで口呼吸に変わってしまうことがあります。最近若い世代に増えている『ポカン口』も、口呼吸で口を開けっ放しにしているからです。

口呼吸をしていることで起こるデメリットは何かご存知ですか。

口呼吸は唾液がすぐに乾燥してしまうので、食べかすやプラークが洗い流されなくなるだけでなく、細菌の活動が活発になります。その結果虫歯や歯周病になりやすくなり、口臭も強まるなど様々なトラブルが起きます。

口呼吸気味の方は放置しないで、鼻づまりがある場合は耳鼻科で治療を、鼻に問題がなければ鼻呼吸を行うように心がけましょう。また、口が閉じない原因に噛み合わせの問題がある場合がありますので気になる方は一度ご相談ください。


井上7月ブログ


こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニック受付の文川です。

梅雨もやっと明け、毎日暑い日々ですね

熱中症にならないようにみなさん気をつけてくださいね。

では、今日は「歯周病は家族間で感染するのか」という問題についてお話しします。

歯周病菌が親子間や夫婦間で感染することは多くの研究から明らかです。

しかし、歯周病菌がうつることと、歯周病のなりやすさは違います。

歯周病菌があっても口腔内がきれいに清掃されていれば歯周病にはなりません。

では、なぜうつるのかと言いますと、もともといなかったはずの歯周病菌が、赤ちゃんにうつる原因としては、母親など周囲の大人からの感染です。

食べ物を噛み与えることで、唾液に含まれる原因菌が子供に感染してしまう可能性があります。噛み与え以外に、キスや箸・スプーンの共用などにより、相手にうつしてしまう恐れがあります。

ただ、歯周病菌がうつったからといって、必ずしも歯周病になるとは限りません。免疫力やストレス、噛み合わせなどさまざまな条件が重なって発症しやすくなります。

予防するには、歯垢(プラーク)を除去し、原因菌を減らすことです。

歯ブラシのほか歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って、歯磨きで歯垢を落とすのが大切です。しかし自分では十分に汚れを落としきれないため、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、汚れを取り除く必要があります。

ですので皆さん歯が痛くなくても歯科医院に行き、定期的にクリーニングを受けてくださいね。

クリーニング


こんにちは、歯科衛生士の此木です。

今年は梅雨が長かったですね

だんだんと暑くなりマスクでより熱中症にもなりやすいのでお気をつけください 

今回は自宅でできる歯磨きチェックのしかたについてお話しします。

虫歯や歯周病予防には毎日の歯磨きが本当に大切です。

毎日きちんと磨いているつもりでも実際にはどのくらい歯垢が落ちているのでしょうか。

磨き癖があったり偏りがあったりして十分に歯垢が落とされていないことがよくあります。
歯垢は歯の色と同じような色をしているので
残っていても気付きにくいです。

そんな時に歯垢染色剤を使って確認するのがおすすめです。

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歯垢染色剤とは歯についている歯垢を染めて色をつけることで磨き残しを確認することができます。

歯垢染色剤を使用する前に、まず普段通り歯磨きをします。

そのあと歯垢染色剤を使用して歯垢を染めだしていきます。

歯垢染色剤の形状によって使い方が異なってきますのでそれぞれの使用方法に従ってください。

当院の歯垢染色剤は綿棒につけて全体的に歯が染まるように塗っていきます。

口をゆすいでいただくと磨き残しがあるところには染色剤の色が残っています。

色がついているところは歯垢がついていて、歯ブラシが十分に出来ていないということです。

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歯垢染色剤を使うと自分の磨き癖や歯ブラシが届いていない所がわかります。

定期的なクリーニングはもちろん大切ですが、毎日する歯磨きがもっとも重要です。
普段きちんと磨けているか、簡単にご自宅でチェックすることが
出来るのでおすすめです。

歯磨きが苦手なお子様や、適当に磨いてしまうお子様にもおすすめです。


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