こんにちは。歯科衛生士の伊藤です。
いつのまにか秋が過ぎ去って気がつけばすっかり冬になりましたね。肌寒い日が続いているので、体調を崩されないように気をつけてくださいね!
さて今回は虫歯の原因についてお話しさせていただきます。
まず虫歯はどうしてできるのかというと、お口の中にある歯垢の虫歯菌が食べ物から栄養をとり酸を作ります。その酸によって歯の表面が溶かされていきます。これが虫歯の始まりです。
その虫歯には原因となる3つの要素があり、
①歯質 ②細菌 ③食べ物 の3つの要素と時間の経過が加わってできると言われています。
①歯質
もともとの歯の強さや唾液の力、歯並びや歯の形などによって虫歯になりやすいかが左右されます。
②細菌
虫歯のおもな細菌はミュータンス菌です。この菌があることによってプラークとよばれる歯垢をつくり、先ほど説明させていただいた歯をとかす酸をつくります。
③食べ物
虫歯菌は糖を取ることによって活発に活動します。特に砂糖が入っている食べ物や飲み物は虫歯の発生に影響を与えます。
これらの3要素が重なる時間が長ければ長いほど虫歯ができやすくなります。
なのでこの3要素の重なりあう時間や面積をできるだけ少なくすることで虫歯になるリスクを下げることができます。
対策としては
①歯質に関してはフッ素を使用した歯質強化や、食事をする際はよく噛んで唾液の分泌を促進すること、また歯科医院で行われているシーラントによる予防があります。
②細菌に関してはご家庭での正しい方法による歯磨きや、歯科医院で定期的に歯垢・歯石の除去を行うことが大切になります。
③食べ物に関しては砂糖が入っていないおやつの選択やバランスのとれた食生活、また同じ砂糖の量でも何回もわけて食べるダラダラ食べをすると虫歯になる確率があがります。
虫歯になる原因は人それぞれですので、ご自身にあった予防方法について何かご質問がございましたらお気軽にご相談ください!