こんにちは、ナカノ初芝歯科クリニックの歯科衛生士の中村です。
秋になり少し涼しくなってきましたね!
歯科医院でクリーニングを行い白くキレイな歯になっても、しばらくすると歯に茶色の着色汚れが気になりませんか?
これはステインと呼ばれるもので、コーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素やタバコのヤニなどが歯の表面のペリクル(唾液の成分でできた膜)に取り込まれ蓄積されたものです。
では、ステインはどのようにできるのでしょうか?
歯科医院でクリーニングを行った後は歯表面のエナメル質がツルツルに磨かれているため、歯垢や汚れがつきにくい状態です。
しばらくすると、歯を守るためにペリクルと呼ばれる唾液から作られたタンパク質の薄い膜が、歯の表面を覆います。
飲食物に含まれる色素やタバコのヤニなどがペリクルに付着すると、少しずつ着色し、くすみや黄ばみが気になりはじめます。
着色ペリクルが蓄積されると色が濃くなり、やがて歯磨きでは簡単に落とすことができない固着したステインとなります。
白い歯を長く保つためには、お口の中を着色しにくい環境に整え、ステインの沈着を予防するための日々のケアが大切になってきます。
歯磨き時にステインの着色に効果のある美白歯磨剤を使う、着色しやすい飲食物(色の濃い食べ物や飲み物、タバコなど)はなるべく控えて摂取した後は丁寧に歯磨きをする、定期的な歯科医院でのメンテナンスを行い歯垢やステインの除去と歯の表面を磨くクリーニングを行う、この三つがポイントになってきます。
日々のケアをしっかりと行い、白い歯を保ちましょう!