こんにちは、初芝歯科クリニックの歯科衛生士の中村です。
梅雨も終わり、蒸し暑くなってきましたね!
今回は根面う蝕についてお話ししたいと思います。
根面う蝕とは、歯茎が下がってしまい、根っこが出てきているところから虫歯になることです。
歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、歯の根っこはエナメル質より軟らかい象牙質で出来ているので一度虫歯になってしまうと進行が早くなってしまいます。
歯茎が下がっている原因は、歯周病や過度な歯磨きなどがあげられます。
現在、日本では「8020達成者」が50%を超え、残存歯数の多い高齢者が増えてきています。
そして、歳を重ねるごとに歯茎が下がってきていると感じる方が多いと思います。
では、根面う蝕を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、歯磨きが大切になってきます。
歯茎が下がっていて根っこが出てきているということは、そのぶん磨く歯の面積が増えます。
歯茎のキワは歯ブラシを意識しないと届きにくいため磨き残ししやすいです。
ですので歯ブラシを当てるときに歯茎のキワも気をつけて磨いていただくことが大切になってきます。
この時の歯ブラシを45度歯茎の方向に傾けていただくことと、力強く磨いてしまうと根っこが削れてきてしまうので優しい力で磨くことがポイントとなってきます。
また、1450ppmフッ素配合歯磨剤を使うことで、う蝕を予防できます。
歯茎を下げないことが一番いいのですが、下がってしまった場合、歯の根っこはデリケートなので、優しくケアしてあげることが大切です。
歯茎が下がっているなと思ったら、いつもより優しく磨いてあげましょう!!