こんにちは、歯科衛生士の深浦です。

今年は秋が一瞬というくらいすぐに寒くなりましたね。

体調が崩れやすい季節になりましたので、特にインフルエンザには気をつけて下さいね。

 

最近喫煙されている患者様で、禁煙に向けて頑張っている方がおられます。その方はインプラント治療を予定している方です。

 

インプラント手術は顎の骨にインプラントというチタンのスクリューを埋入します。

喫煙者はタバコのニコチンにより歯茎の毛細血管が収縮してしまいます。

血液中の酸素と栄養の運搬が妨げられ、十分な血流が届かなくなり治癒が遅くなります。

そうするとインプラントと骨が結合せずに固定が安定しなくなり、最悪の場合インプラントが脱落してしまうこともあります。

深浦 写真
 

手術前後は禁煙していただきますが、この機会に生涯禁煙していただくのがベストです。
手術後に喫煙してしまうとインプラントの歯の寿命を短くすることにも繋がります。

インプラントは虫歯にはなりませんが、天然歯と同様に歯垢や歯石は付きます。

歯茎の奥や中にまで細菌が進行してしまった場合、インプラント周囲炎という症状になる可能性もあります。インプラントは神経がなく、お痛みなどの症状があまり出ないため、ご自身で悪くなっている事に気づくのが遅くなってしまうことが多いのです。

 

少しでもインプラントを長く使用するためには禁煙することをオススメします。

もちろんセルフケアと定期検診も大切です!

 

インプラント治療をする、しないに関わらず喫煙は歯周病や口臭にもつながります。歯茎が黒ずんできたりもします。

ガンの発生率など身体的にも良くないためやはり禁煙をオススメします。

禁煙にも色々な方法はあります。

自力で禁煙出来る方もいれば、医療機関でお薬やニコチンパッチなどを用いる事もあります。
医療機関で禁煙を検討されている場合は、条件もありますが当院でもご紹介できる医院はございますのでご相談くださいね。