こんにちは!歯科衛生士の伊藤です。

あっという間に12月になり気がつけば1年も終わりですね。年末年始は遠出するかたもいらっしゃるかと思います。最近は寒い日が続いているので、しっかり防寒対策しましょう!良いお年をお過ごしください。

さて今回は塩分の摂取量についてお話しさせていただきます。

最近テレビなどで減塩という言葉を耳にすることがあると思います。減塩とは病気治療や健康維持の為に食塩の摂取量を控えめにすることです。

ではなぜ減塩が大切なのかというと、塩分を取り過ぎることによって高血圧やその他ガン、脳梗塞や動脈硬化、腎臓病などの様々な病気のリスクを高めるからなのです。

厚生労働省で定められている日本人の食塩摂取量の目標値は男性で1日に8g、女性で1日に7gなのですが、現在の一人あたりの平均塩分摂取量は男性で1日に11.1、女性で9.4といわれています。

目標値よりも2~3上回っているのは以前に比べてファーストフードや加工食品を利用する機会が増えているからだと言われています。

では普段私たちが口にしている加工食品にはどのくらいの塩分が含まれているのかいくつか例を挙げていきます。


カップラーメン・・・1個 100g5.5g

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梅干し・・・中1個(13) / 2.9g
 

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めんたいこ・・・1腹(50g) / 2.3g

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 たくあん・・・3切れ(30) / 1.3g

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チーズ・・・三角1個(28) / 0.8g

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 このように普段何気なく食べているものでも実はこんなに塩分が含まれています。塩分摂取量の基準を抑えるためには1食あたりの塩分量は約2gが目標になります。

では減塩のためには何を気をつければいいのかというと、

・ラーメンなどの麺類の汁は飲まない

・味噌汁は具だくさんにする

・野菜を多めにする

・加工食品やインスタント食品はできるだけ控える

・魚は干物や塩漬けよりも刺身や素焼きを選ぶ

・醤油はかけずに小皿でつける

などがあります。

将来の健康のために塩分は控えめにしましょう!