堺の歯科医院・ナカノ初芝歯科クリニックのブログ

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2015年06月

こんにちは、堺市の歯科医院・初芝歯科クリニックのカウンセラーの政谷です。

今回は、歯の構造と神経についてお話します。
 
ムシ歯が出来て、痛みを感じるのは歯の中の歯髄と呼ばれる部分に、

神経が通っているからです。
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この歯の中の歯髄には、神経の他にも血管が通っています。歯に栄養や酸素を運んだり

免疫などの防御反応を伝達するなど、重要な役割があります。

神経をとる事と歯を抜く事を勘違いされる方がおられますが、

これは歯の中の神経をとっているだけなので歯は残っています。

歯の神経がなくなると、しみたりムシ歯での痛みは感じなくなります。
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歯の神経をとるという事は血管を含め歯髄全体をとっていく事を示します。

そのため、神経をとった歯は、血管も通らなくなるので栄養等が届かず、

歯本来の抵抗力がなくなります。

そうなると、枯れた木の枝のようにもろく欠けやすくなり、

再びムシ歯になっても防御反応を伝達する事ができなくなっているため、

ムシ歯の発見がおくれてしまうのです。 

このように、なるべく歯の神経はとらない方がいいのですが、

どうしても神経をとる治療が必要な場合があります。

それは、神経にまでムシ歯が進行している場合や外傷により神経が傷ついた場合です。

神経が死んで化膿してしまうと、顔が腫れてきたり、菌が全身にまわって

熱がでてしまう事がありますので、神経の治療をしなければならないのです。

歯の神経はとても大事です。

ムシ歯が進行してしまう前に予防や治療をしていきましょう。



こんにちは、堺市の歯科医院・初芝歯科クリニックのカウンセラーの政谷です。

6月4日はむし歯予防デーです。その日にちなんで予防のお話をしたいと思います。

生活環境の変化や年齢によるお口の中の状態で、むし歯のリスクは変わってきます。

それぞれの年齢のライフステージにおけるリスクを知り、

むし歯や歯周病予防をしていきましょう。

スクリーンショット 2015-04-07 12.49.53.pngのサムネール画像のサムネール画像       ● 乳児期=乳歯が生え始め離乳食が始まります。
        
        まだ唾液腺は未発達、

        乳歯のエナメル質も未成熟です。
                       スクリーンショット 2015-04-07 12.50.13.png

  ● 幼年期=乳歯が生えそろいます。親と同じものを食べ始め、

   親のだ液からむし歯が感染しやすい時期です。

☆☆この時期のお子さんのむし歯予防には、フッ素塗布が効果的です。

スクリーンショット 2015-04-07 12.50.52.png

 ● 学童期=永久歯が生え始めますがエナメル質がまだ未成熟です。

  永久歯と乳歯が混合したでこぼこの歯並びになる時期です。

         親の仕上げ磨きがなくなり自分で歯を磨きます。


● 思春期=永久歯が生えそろい成長ホルモンの変化で   スクリーンショット 2015-04-07 12.51.05.png

 歯肉炎が増える時期です。お小遣いで買い物をしたり、

 部活動などでスポーツドリンクを飲む事が多くなります。

☆☆食習慣や生活環境の変化で、むし歯になる確率が特に高くなります。



スクリーンショット 2015-04-07 12.52.05.pngのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像  ● 成人期・妊娠期=歯質が成熟します。仕事や生活環境により

   歯医者に通う時間がない方が多いです。 歯肉炎の原因となる

   お酒や煙草を口にしてもよい年齢になります。

          又、昔に治療した歯が再びむし歯になる歯もでてきます。

          妊娠している方は内分泌機能の低下や、お口の中が酸性よりに

          なってしまう、だ液のPHの低下がみられます。


● 歯質の衰えがみられます。歯肉が痩せて歯の根っこが    スクリーンショット 2015-04-07 12.52.27.pngのサムネール画像のサムネール画像

 見えてきたり、だ液分泌量、咀嚼機能の低下がみれれます。

 生活環境では生活習慣病が増えます。

☆☆これまでの歯のケア不足や生活習慣が原因で、歯を失う確率が高くなります。



当医院ではその方に合った、歯のケアや生活習慣の見直しなどを

お話させていただいてます。気になる事があればご相談して下さいね。



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